工場直営の家具屋さん
Renokids
〒272-0001 千葉県市川市二俣1-9-23
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ご要望:
梯子式ではなくて、階段でロフトへあがることのできる他社のロフトベッドを購入して、自分で組み立てをしたのですが、色、品質、いろいろ問題があり、返品しようかどうしようか考えています。自分の家の近くにデスクベッドを作っている会社があるので、まずは見に来ました。価格的に手の届く範囲であれば購入も検討しています。
ダボの圧着不足ですが、これはどこの会社のロフトベッドでもありえることです。決して、この会社の商品だけの問題ではありません。
ご提案内容:
見学に三人でいらっしゃいました。どうやら奥様とご主人の意見が分かれているようにも見受けられました。組立をされたのはご主人。他社商品で、商品の不具合が数か所あったようで、ご苦労されたのはご主人です。確かに、梯子よりは階段式のほうが、奥様がマットレスのお手入れをするには楽です。どうやら、二段ベッド部分のフレームのダボが外れていたらしいです。これはご主人が接着剤で補修をしたようです。また、色がダークブラウンを購入したつもりが、100人中100人がブラックというであろうとのこと。二段ベッドのすのこ部分もこの厚みで良いのか。。。とのこと。雌ねじにも不具合があったようです。
後日、結局、返品をすることにしたとの連絡をうけましたので、ぜひ弊社もモノづくりの参考にさせて頂きたく、商品を拝見しに参りました。二段ベッドのフレームのダボが外れるという現象は、弊社でも過去にありました。納品後1年半ほどして、ダボが見えてくるのは1件ありましたので、これは現場に修理に参りました。検品時に発見したものについては、その場で補修、強度確認をして、出荷可能かどうかの判断を下します。現在では、ダボと接着剤では弱いことが判明しましたので、別の対応策を施し(企業秘密なので詳細は書けませんが。。)、こういった現象がないように対応しています。
お客様が購入された商品は、中国製のようでしたが、中国だから品質が悪いわけではありません。問題は、どこの国の人が作ろうが、機械が加工をするにしても、正しい位置にパーツを置き、機械で加工するのは人間、検品をするのも人間なのですから、問題は<人>がどこまで親身に関わるのか?これは物を作って販売する人間の永遠の課題となります。
作る側からすれば、当然、日本は人件費が高いので、検品をするだけで、かなりの人件費がかかります。これを省略しなければ、海外製にする意味がないのです。
リノキッズの製品が比較的値段が高い部類に入るのは、品質管理にも力を入れているからでもあります。また、ビス類には、その箇所ごとに、緩み止めを塗る箇所、グリス(潤滑油)を塗る箇所、さまざまあります。動く家具ですので、安全に、できるだけ長く使えるような気配りを施しております。
組立の最中、ご主人はずっと私たちの作業を見ておられました。女性二名で参りましたので、本当に大丈夫なのか?というお気持ちもあったでしょうし、以前苦い思いをされているので、興味津々であったこともあるでしょう。ですが、とても優しいご主人で、荷運びも全てお手伝いして頂きました。組み立てる側からすると、お客様が後ろでじっと見ておられるのは、緊張するものですが、私にはとても心地よいものに感じられました。
女性の作業員には、こう事前に言いました。「男性であろうが女性であろうが、お客様からすれば、最終的に無事に組立できて当たり前。ただ、組立前の女性の作業員のイメージは、マイナスからスタートするので、無事に組立ができたときの、評価の勾配線は急上昇なんだから、女二人でもやるべし」
幸い、展示場から、お宅まで車で10分ほどの距離ですので、メンテも容易に参ることができるので、お客様は安心されておられるかと思います。